石井光太さんの**『43回の殺意』**を読みました。

2015年に神奈川県川崎市で起きた
中学1年生・上村遼太さん殺害事件を追った
ノンフィクションです。(*`・ω・´)
これはかなり内容がショックなので読む人を選ぶかも、、、
ノンフィクションは久しぶりに読みました(*`・ω・´)
ニュースではなんとなく聞いてましたが、
本書では被害者や加害者、
その家族、
地域への丁寧な取材を通して、
「なぜ事件は起きたのか」が描かれています。

特に印象に残ったのは、
被害者の少年が
幼少期に離島で過ごしていた時期は明るく
人気者だったことです。
しかし、
川崎へ転居した後に環境が大きく変わり、
学校にいかなくなり
犯人を含めたグループに居場所をみつけていってしまいます。
これは家に居場所がないといった家庭環境も影響します。
「島に帰りたい」と父親へ送っていたメールを読むと、
切ない気持ちになります。

些細な行き違いと、犯人の少年達の稚拙な行動から
カッター出切ったあと、冬の川で血を洗わされるために泳がせて、やっぱり殺そうとしたがなかなかしななかったという悲惨な事件につながります。
被害者の少年が母に迷惑かけないように服は脱いで
川にはいっていたのも、なかなか読む人を選ぶ描写です。
読み終えて感じたのは、
出会う人や暮らす場所が違っていたら、
そんなこといってもしょうがないですが。
この事件は起きなかったのではないかと考えます。
親の離婚時に離島より都会の方が息子の将来の為になると
嫌がる息子(被害者)を川崎にいく母に父は託します。
内容は非常に生々しく、
読む人を選ぶ作品ですが、

少年犯罪や家庭環境、地域社会について深く考えるきっかけになる一冊です。
